ボディバランス西川口では、背骨・頭蓋骨・顎関節・骨盤のゆがみ・四肢のずれを直して体のバランスを整えることにより、ゆがんだ体を本来あるべき状態に戻すお手伝いを致します。

当院長のロータリークラブでの講演から

2003年10月にロータリークラブで講演した際の記録です

川口中央ロータリークラブ　第７９２回例会
　日時　2003年10月27日（月）夜７時より
　場所　JR川口駅前そごう10階ダリアルーム

会長挨拶　渡辺大東会長

　秋本番となり、あちらこちらで紅葉の便りと高い山々に初雪の便りが聞こえる季節になりました｡ 私の故郷も霜が降り、皆様もご存知の野沢菜、大根の取り入れの真最中と聞いています。
　今日は外部卓話講師として、元ライト級日本一位のボクサーで、現役引退後、カイロプラクティックを学び、 現在は西川口駅近くで開業中の福田泰之先生をお招きしました。
　福田先生がお見えになりますよ、とご案内をしましたところ、近隣のロータリアンの同士の方々、ロータリーファミリーの お客様が多数おいで下さいました。
　今後とも、皆様のご指導とご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

卓話　「カイロプラクティックについて」

　私は、プロボクサー引退後、カイロプラクティックを学び、湯の郷で10年勤務し、現在は、西川口駅近くで開業しています。
１．カイロプラクティックとは
　日本ではカイロプラクティックの認知度は低く、まだ認められていません。
　所謂、無資格で野放しの状態で、世間では、何かインチキくさい物として位しか認知されていないのが実情です。 ただ、カイロプラクティックは骨をボキボキ鳴らすためのものではありません。アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリス、デンマーク、 南アフリカなどでは、大学に学部が設置され、カイロドクターとして正式に認められています。
　カイロプラクティックは、1895年アメリカで体系化した骨の治療法です。
　カイロプラクティックは、ゆがんだ体形を本来のあるべき状態に戻す、換言すれば、人間にとって良い形に戻すことが目的です。 　ゆがんだ関節のずれを直すことによって、筋肉の負担を軽減し、体のバランスを元の状態に戻し、脳からの指令を確実に体の隅々まで 伝達できるようにします。 人間の背骨は、体形を維持したり、色々な刺激を脳に伝達したり、内臓を保護するといった大事な働きがあります。
　人間は年をとるにつれ、体形がゆがんでいき、それに伴い、内臓の働きが悪くなったり、血流悪化が起きたり、末梢神経から脳への伝達が 十分果せなくなります。人間年をとると体形が悪くなっていきます。これは、年をとったから悪くなったのではなく、日頃から悪い体形の まま仕事生活をしているのが原因です。私達はほぼ１日中、下を向いて仕事などをしています。
　少しの時間でも良いですから背骨を反らし、上を向いて、「若いときの体形」つまり「体にとって良い形」になる方向に力を掛け 　「本来のあるべき形」を維持できるように努めてください。そうすることによって本来の形、運動能力の高い状態が保つことができ、 　体にとって負担の少ない、神経の通りやすい、内臓にとっても圧力の掛からない良い器の体形を維持することができます。
　しかし、そのときだけ矯正しても一時的なもので、カイロプラクティックによる矯正とともに、ゆがみを自覚し、 ゆがみを自分自身でコントロールしていこうとする意識を持って実行していただくことが何よりも大事なことです。

２．プロボクサー生活について
　私は、高校３年間プロ５年間、合計８年間ボクサーとしての経歴があります。
　プロとしての５年間の戦績は、10勝７ＫＯ８敗１分。日本ライト級１位、東洋太平洋ランキング６位、東日本新人王戦準優勝と 何時までもタイトルには縁がありませんでした。

ファイトマネーはチケット
　プロボクサーを引退して１４年経ちますが、つらかった割にはお金にならなかったというのが率直な感想です。
　私の場合１試合するとファイトマネーとして20万円から50万円支給されました。 しかし、現金でもらえるわけではなく、後楽園でのチケットで支給されるので、それを売りさばく営業力がないと大変です。
　一部の後援会がしっかりしたボクシングジムでは、このチケットを換金して現金で支給されますが、現在においてもそのシステムは 踏襲されているようです。

減量と死とは隣り合わせ
　ボクシングは、減量の苦しみ、練習の苦しみつらさの他、試合で殴られる痛みのつらさもあります。
　試合中は、痛みは感じませんが強烈な衝撃を感じるだけです。
　強いパンチをもらうと頭の中が真っ白になります。もっとすごいパンチを受けるとクラクラッとします。
　リングという同じ土俵に上がるためには、減量しなければなりません。 自分に勝つことが必要です。
　食べられないつらさもありましたが、私の場合、減量は比較的楽でした。
　試合前1ヵ月半ぐらいから、かっぱを着込んで２時間練習すると２～３キロ汗が出ます。 人間は、基礎代謝というのものがあって、寝ているときの汗などにより800グラムの水分がぬけます。それだけでも何も入れなけ れば３～４kgは減る訳で普通に生活していても、１キロから２キロは簡単にやせるものです。
　当時、太った女性を見ると食べなければやせるのにと不思議な目で見ていました。
　ボクサーは、試合が終わったら好きなものを好きなだけ食べられるぞとか、好きなだけ酒が飲めるといった執着心が強くなりますので、 辞めてから太る人も非常に多いです。
　戦後50年で、日本では30人のボクサーが亡くなっています。
　一方、ボクシングの盛んなメキシコでは、死者はいません。
　日本では、減量のしすぎが原因でリンクに上がる前に、脳の水分量が著しく減少してしまっていることが原因とされています。 水分の少ない脳は衝撃に弱く出血しやすいので死に至る可能性が高いそうです。
　私は角海老ジムに所属していましたが、在籍中パブリックジムを含めて２人が死亡しました。
　ボクサーは、体重が２、３キロ重い相手とスパーリングをするとパンチがものすごく重く感じるので、皆無理に下のクラスに減量するのです。
　私の現役中は当日計量当日試合でしたが、現在では事故防止のために、試合前日計量、当日試合が確立されていますが、 死亡事故はなくなった訳ではありません。

ケガで引退
　ボクシングには、危険が伴います。
　私も、眼底骨折をして引退しました。幸いにも眼自体は壊れていませんでしたが、手術後眼が思うように動きません。
　物が二重に見え２～３ヶ月は焦点が合いませんでした。今でも、視線をずらすと物が２つに見えてしまう角度があります。

終わりに
　私はケガをしてボクサーを辞めましたが、あの時辞めて良かったといえるように現在頑張っています。
　皆様のお近く「並木町」で開業させて頂いていますので、機会がありましたら、是非お立ち寄りください。

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本日のスマイル（寄付者から一言）報告

渡辺大東　　皆様こんばんは。元ライト級１位のボク サー福田泰之様、 卓話宜しくお願い申し上げます。
野口倶弘　　福田様、卓話宜しくお願い申し上げます。
阿部　徹 　　福田様、宜しくお願い申し上げます。
谷野日出人　福田様、宜しくお願い申し上げます。
荒　隆一 　　福田様、卓話宜しくお願い申し上げます。
塩原哲司　　福田さん講演デビュー、おめでとうございます。

私のボクシング履歴はこちら

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